篠田桃紅 作品「一二三」 増上寺襖絵
線・余白とは何か

篠田桃紅は著書の中で、「線は形を描くためだけのものではない」「一筆には時間が宿る」「余白も作品の一部である」という趣旨のことを繰り返し語っています。
しかし、桃紅は文字から離れていきました。篠田桃紅は「線」を極限まで抽象化しました。
一本の線が空間を生み、余白までも表現となることを教えてくれた作家です。自由で研ぎ澄まされた線の世界に姿に深く惹かれました。しかし、その学びを出発点として、これからも「線は、時をつなぐ。」という私自身の表現を探求していきたいと思います。