Profile — 書家紹介
桂泉けいせん
Calligrapher · Keisen
01

第一回個展 コンセプト

携帯電話やPCの普及により、手書きで文章を書く機会が減っています。しかし紙に文字を乗せた手紙は、通信機器のメッセージよりも、送り手の思いをより正確に、そして優しく伝えることができます。

仮名文字は日本人が漢字をもとに独自に発展させた、国風文化の結晶です。平安時代、恋文や親しい人たちとの遣り取りのなかで洗練され、細やかな感情をそのまま書き表す表現力を持つに至りました。

月の満ち欠けを暦に選んだ日本人の感性と、仮名の美を対比して——ご覧いただいた皆様への感謝とともに、さらなる高みへと精進してまいりたいと思います。

02

展覧会歴

2018年
5月
第一回個展個展
岡山・ルネスホール公文庫ギャラリー
「仮名と挿し絵からなる折帖の世界
〜拾遺和歌集10首の和歌を題材として〜」
歴史ある空間の中で、拾遺和歌集の「月」をテーマにした10首を展示。日本人が独自に発展させた「かな文字」のしなやかな美しさと、手書きならではの温もりを、丹頂鶴の挿し絵と共に表現しました。
2021年
3月
第二回個展個展
岡山・丸善ギャラリー
「〜心の"和"み〜」(「和」は平和と輪を表す)
散らし書きの延長線上にかな文字を円状に描くことで、終わりも始まりもない「永遠」や「調和」を感じ、和歌の情景をより象徴的に表現しました。
2025年
10月
第三回個展個展
京都・丸善ギャラリー(京都では初開催)
「書(仮名)と絵の融合 〜三十六歌仙〜」
仮名と絵の融合を「三十六歌仙」を独自の視点で再構築しました。歌人の神と崇められた神社を中心に据え和歌を仮名文字で放射線状に書き、その先に歌人を描いた「和歌の三神 上・下巻」の作品、伝統的な番(つが)いの構造を新たな表現で三十六歌仙を表現した作品、巻子ではうさぎの三十六歌仙で表現した作品など。
仮名・三十六歌仙・三十六首を題材に、散らし書き・扇子作品・麻布本・後鳥羽本など多彩な作品を展示
主な展示作品:「和歌の三神 上・下巻」、巻子「うさぎの三十六歌仙」、番の三十六歌仙 ほか